非常に暑いですね。
皆さま、息されてますでしょうか。
僕は息をするのがやっとです。
導入を見ての通り、暑すぎて脳が思考することをやめているようです。
いやはや、夏休みシーズンが始まりましたね。
夏の食べ物といえばそうめん!
でもそうめんを食べたい時って、麺を茹でる気力すらもなくないですか?
クーラーの効いた涼しい部屋でダラダラしながら”他人茹で”のそうめんをいただく。
これに限るでしょう。
だがしかし、自分はダラダラしながら他人に何かをしてもらうのも気が引けるというもの。
あ〜、罪悪感を感じずに”他人茹で”のそうめんが食べられる都合の良いお店が車で30分圏内にある訳な
“他人茹で”の”流し”……!
これは炎天下の中、ライフを削りながら30分かけて赴く価値、大いにあり!
ということで、バチバチに熱くなったハンドルを握ったり握らなかったりしながら、朦朧とした意識の中、山口県美祢市にある水神公園の駐車場に到着しました。
そして知りました。
炎天下の中、駐車場から5分〜10分ほど坂道を登らなければならないという過酷な現実を。
しかしこれも”他人茹で”の”流し”そうめんのため。
他人茹で……
流し……
他人茹で……
流し……
一歩、また一歩と高熱の鉛のようになった足を前に踏み出します。
体感で5時間ほど歩いたでしょうか。
木々によって日が陰り、涼しげなせせらぎが聞こえてきました。
助かった……
死んだ……
薄々感じていた、でも気づかないふりをしていた傾斜が看過できないレベルに。
常に足首の角度がマイケル・ジャクソンの「ゼログラビティ」(前に倒れるやつ)……
道端に現れた河川プールを恨めしそうに横目でみながら、ゼェゼェ、ポゥポゥと坂を登っていきます。
平らな地面って良いなあ。
大自然からの”GIFT(視覚的に涼しげな気休め)”をいただきながら、ようやくそうめん流し会場に到着しました。
<お断り>
暑さと疲労で放心状態だったため、写真が非常に少なめとなっており、なぜか画質も荒いです。
会場についたらまずはカウンターらしき小屋で注文!
そうめん以外にも、焼き鳥やおでん、フランクフルトや玉子焼きなど、思いの外メニューが充実していて注文時に妙な高揚感をおぼえました。
身体は限界を迎えているというのに。
とりあえず今回は、”他人茹で”そうめんやおでん、コーラなんかも頼んじゃったりして、マイナスイオンドバドバの席で待ちます。
ドリンクが湧水で冷やしてあるのもまたCOOLですね。
少し心配していた流しそうめんのレーンですが、ちゃんとグループごとに分けられていて衛生面も安心です!
そうこうしている内にそうめん流しがスタート!
かなりのハイテンポで流れてくるそうめんに翻弄されながらも、負けじとくらいつきます。
写真を撮る余裕などもちろんありません。
ひたすらに流れゆくそうめんを箸で掬うのに必死です。
これは後から聞かされたのですが、掬えずに流れてしまったそうめんは、器に盛ってくれるそうです(お願い先に教えて)
何はともあれ、無事に生きて”他人茹で”のそうめんが食べられたことで、サマーミッションひとつ達成☆
ごちそうさまでした!
水神公園で涼んだ分、秋吉台のカルスト大地で日光を浴びて帰りました。
皆さま、ご自愛ください。
[西寺水神公園そうめん流し]
住所|〒759-2301 山口県美祢市於福町 上西寺水神公園
デザイナー。"西の秘境"山口生まれ山口育ち。中学の同級生は僕以外全員ヤンキー(田舎の宿命)。山口の『Good and New』や、デザインに関するあれこれを共有していければと思います。
REC.