近年、ヘルスリテラシー(*)が、特に若い世代にとってますます重要となっています。
その一つとして、京都橘高等学校で行われたワークショップがあります。
このワークショップは、ヘルスリテラシーの向上を目指し、高校生に健康に関する知識をMYTEAMが提供し、実践的なスキルを養う場として実施されました。
*ヘルスリテラシー:健康に関する知識と情報を理解し、実践に生かす能力
京都橘高等学校の3年生男女約50名が参加し、
卒業生の女性と育児休暇を取得した男性2名のインタビューを取り入れて、フリーアナウンサー青柳愛さんと、myteam理学療法士・助産師・トレーナーが講義の開催がございました。
参加者たちは、自身の健康とウェルビーイングについて考え、パートナーシップについてディスカッションし、専門家との対話を通じて新たな知識を獲得しました。
彼らの多くは、これまで知る機会の少なかった情報や話題に触れ、将来に向けた新たな視点を得たことから、「将来のことを考えるきっかけとなった」「今まで誰にも教えてもらえないような内容の話を聞くことができて、とても為になった」と感想を述べました。
リゼットでは、フェム活躍研究所にて「女性特有健康のお悩みを知るきっかけ」の動画を制作・放映しており、多くの高校生にとって「知るきっかけ」になっていることを嬉しく思っています。
これらの取り組みは、若い世代にヘルスリテラシーを向上させる第一歩であり、将来の健康と幸福に向けた重要なステップです。
月経随伴症状(PMS)は、多くの女性にとって共通の問題です。しかし、その影響は決して軽視できません。
厚生労働省のデータによれば、PMSによる社会経済的負担のうち、最も大きな部分を占めるのが「労働損失」で、その割合は驚くほどの71.8%に上ります。
その結果、1年間の労働損失が4,911億円にも達しています。
この数字は、PMSが女性の日常生活に及ぼす影響の大きさを浮き彫りにしています。月経に伴う不快な症状は、労働力の一時的な低下を招き、経済的な損失を生み出します。
ここでヘルスリテラシーが重要な役割を果たします。
具体的な対策を知り、自身の健康を管理し、PMSの症状を軽減する方法を理解することは、労働損失を減少させるのに役立ちます。
ヘルスリテラシー向上の手助けとして、若者への教育が不可欠です。京都橘高等学校でのワークショップは、この重要な使命を果たす一環として、若者たちに健康に関する知識を提供し、彼らが将来の健康への適切なアプローチを持つ手助けをしました。
このような教育プログラムが広がることで、次世代の女性たちはより健康的で幸福な生活を実現し、月経に伴う症状の負担を軽減できるでしょう。
ヘルスリテラシーの向上と若者への教育は、個人や社会全体に多くの利益をもたらすことが期待されます。月経随伴症状による労働損失の削減だけでなく、女性の生活の品質向上や経済的安定性の向上も含まれます。これにより、女性はより活躍できる社会を築く一助となり、ヘルスリテラシー向上の重要性が浸透していくでしょう。
フェム活躍研究所では、女性が生活しやすい世の中にするために
安心・癒し・輝くことができる場を研究。
女性活躍に取組む企業・団体様と多くの女性を繋ぎ、より安心して輝く場をご紹介して参ります。
リゼット・ジェンセン
God dag! リゼットです。
あなたに1日10分でも素敵な時間を
とっていただけるように様々な情報を発信します!
監修: Lyset Jensen
Ly:set(リゼット)( https://lyset.jp/)