歴史のまちでめぐる、ひなさんぽ

かたやま
遊び

あかりをつけましょ ぼんぼりに〜
おはなをあげましょ もものはな〜
ごにんばやしの ふえたいこ〜
きょうはたのしい ひなまつり〜♪

3月3日はひなまつりでしたね。
子どもたちの通う保育園では、玄関に7段のひなかざりが飾られたり、手づくりのひなかざりを制作したりと、男女関係なくひなまつりを楽しんでいるようでした。

「うれしいひなまつり」を何度も熱唱している娘に、ある日こんなことを言われました。
「どうしてうちのおひなさまは、おだいりさまとおひなさましかいないの? おひなさまのリップやおきがえを入れる棚もない!」
思わずくすっと笑ってしまいながら、「大きなおうちじゃないからね、全部は置けないんだよ」と答えましたが、心のどこかで「たくさんのおひなさまを見せてあげたいな」と思っていました。
そこで先週の日曜日、娘と息子を連れて『やまぐち大殿ひなさんぽ』へ出かけてきました。

山口市大殿大路エリアは、山口市の中でも、大内文化や明治維新の面影を残す街並みが楽しめる歴史ある散策スポットです。そのエリアにあるお店やミュージアム、交流センターなど全23か所に、さまざまなおひなさまが飾られています。
山口の歴史を感じながら、おひなさまも楽しめる――そんな贅沢なイベントです。
実はこのあたりは、私が子ども時代を過ごした場所でもあり、どこか懐かしい気持ちになりながら歩きました。

最初に訪れたのは大路ロビー。
7段飾りのおひなさまとともに、100年前のおひなさまも展示されていました。時を超えて大切に受け継がれてきたおひなさまたちは、静かで凛とした佇まいでした。

そのあと、隣にある十朋亭維新館へ。
十朋亭・杉私塾・萬代家主屋・本館からなる幕末歴史ミュージアムです。

本館には、なんと8段飾りのおひなさまが。(下の写真の左側)
華やかでありながら、どこか品のある美しさに思わず見入ってしまいました。

こちらには、通常の人形や飾りに加えて、
菅原道真、小野小町、柿本人麻呂の人形も飾られていました。

学問の神様として知られる菅原道真。
絶世の美女とうたわれた小野小町。
歌聖と称される柿本人麻呂。

それぞれに込められた願いを想像しながら眺めていると、金色に輝くの襖の前でどっしりと座るその姿は、1段目のおだいりさまとおひなさまにも負けないほど、力強いオーラを放っているように感じました。

杉私塾では、庭で楽しそうに遊ぶ姿のおひなさまたちにも出会いました。

また、幕末の志士たちが出入りしていた宿舎でもあった十朋亭には、小さくて愛らしいおひなさまが静かに飾られていました。

散策の途中には、外からも楽しめるようにおひなさまを飾っている素敵なアトリエもあり、思わず足を止めて見入ってしまいました。

ほかにも、大殿地域交流センターや山口ふるさと伝承総合センターなどでもおひなさまを鑑賞。
お天気の良い日に、歴史ある街で、歴史あるおひなさまを眺める時間は、とても穏やかで幸せなひとときでした。
『やまぐち大殿ひなさんぽ』は3月8日まで開催されているそうです。まだ行かれていない方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

また、大殿エリアでは3月1日から4月5日まで、『桜めぐり&小路めぐり』というスタンプラリーも開催中です。

クリエイティブ・スペース赤れんが、山口市菜香亭、山口ふるさと伝承総合センター、十朋亭維新館を巡ってスタンプを集めると、大殿地域オリジナルのポストカードがもらえます。
子どもたちは、山口市の白狐のキャラクター「ゆう太くん」と「ゆう子ちゃん」のシールもいただき、大喜びでした。

3時間ほど歩き、最後は3歳の息子が「だっこ〜」と甘えてきて、なかなか良い運動にもなりました。
大殿エリアを流れる一の坂川は、桜の名所としても知られています。今月末には、また桜を見に訪れたいと思っています。

娘が「どうしてうちにはたくさんないの?」と言ったおひなさま。
こうしてたくさんのおひなさまに出会えた一日は、きっと心の中にやさしく残ってくれるのではないかなと思います。

春のやわらかな光の中で過ごした、あたたかなひなまつりの思い出です。

かたやま

遅咲き(まだ咲いてない)のWebコーダー。山口県出身の2児の母です。引越し経験回数16回の私が感じた、他の地域にはない山口県の魅力をご紹介します。

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