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さぁお次は、SSLとTLSについてです。
SSLとはSecure Socket Layerの略称で、暗号化通信とも呼ばれ、「盗聴」「改ざん」「なりすまし」を防止するためのプロトコルとなります。
例えば、ショッピングサイトでの買い物等で決済時にお名前、住所等を入力することがあるかと思いますが、こちらの通信時に、暗号化して、第3者より読み取られない様にします。

前述の通り、SSL対応することで、情報漏洩・改竄を防止できたり、ユーザーに安心感を与えられることは勿論、SEO面でも有利となります。
実際に、GoogleよりSSL化したWebサイトの方が検索順位に良い影響があると発表されています。

SSLとTLSの違いと歴史

SSLはNetscape社によって開発されました。
1994年に、「SSL1.0」を開発するも、リリース前に、脆弱性が発見され、公開されませんでしたが、同年、94年に改良版「SSL2.0」がリリースされ広く一般的に知られる様になりました。
その後、95年に「3.0」までが開発されると、99年には、「SSL3.0」を元にした「TLS(Transport Layer Security)1.0」が定められ、現在では、「TLS1.3」までがリリースされています。

SSL1.0 リリース前に脆弱性が発見されリリースされず

SSL2.0 1994年リリース 現在、非推奨

SSL3.0 1995年リリース 現在、非推奨

TLS1.0 1999年リリース 2020年3月以降、サポート外

TLS1.1 2006年リリース 2020年3月以降、サポート外

TLS1.2 2008年リリース

TLS1.3 2018年リリース

上述の通り、TLSは、SSLの改良版ということで、
現在で使われているのは、TLSですが、もともとの名残でSSLと今でも呼ばれているわけです。

ちなみにSSL、TLS対応しているかは、Webサイトが「http」か「https」で判断できます。
「https」接続ですと、SSL、TLS対応しており、「http」接続ですと、SSL、TLS対応しておりません。

バージョンの確認は、Chrome使用時の場合は、開発者ツールの、「Security」タブの「Connection」箇所に、
バージョンが記際されてますので、気になる方はご覧になってください。

ナカムラ

山口県は、防府天満宮のお膝元、防府市出身。 大自然と海が好きで、萩、長門といった日本海側に進出鬼没です。

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