

みなさんは、ジャムはお好きでしょうか。
我が家では、三日に一度のペースでホームベーカリーが動きます。
焼きたてのパンの香りが家中に広がる朝は、それだけで少し気分が上向くものです。
そんな朝食のお供として、ジャムをつけて食べることも多く、気づけば我が家の冷蔵庫には、いつも何かしらのジャムが入っています。
スーパーで選ぶのも楽しいですが、旅先や道の駅で「これは美味しそう」と手に取る時間も、密かな楽しみだったりします。
そんな我が家に、思いがけず特別なジャムが届いたのは、年末のこと。
職場の忘年会のビンゴ大会で、夫が山口県の特産品がもらえるギフトカタログを引き当てました。
「せっかくだから」とページをめくりながら選んでいると、なぜだかひときわキラキラと輝いて見えたのが、ジャムでした。
届いたそのジャムが、想像以上に美味しかったので、今日はそのお話を。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島、周防大島町。
そこにある「瀬戸内ジャムズガーデン」は、瀬戸内の島々で採れる四季折々の果実を使い、添加物に頼らず、すべて手作りでジャムを作られているそうです。

「何が届くかはお楽しみ」というセットを選んだところ、我が家にやってきたのは、
【瀬戸内の4シトラスマーマレード】
【金時いものドルチェ焼きジャム】
【瀬戸内ブルーベリーの赤ワイン煮込みジャム】
の三種類でした。
まず【瀬戸内の4シトラスマーマレード】。
ひと口食べて驚いたのは、その軽やかさ。
ジャムというより、ソースのような印象で、ほのかな酸味とほろ苦さが心地よく、甘さは控えめ。
口の中いっぱいに、柑橘の爽やかさが広がります。思わず「美味しい…」と声が漏れてしまいました。
次は【金時いものドルチェ焼きジャム】。
パンフレットにおすすめの食べ方が書かれていて、
「ジャムをたっぷり塗り、バターをのせてトーストしてください」とのこと。
その文章を読んだだけで、もう美味しいのは確信です。
実際に焼いてみると、バターの塩味と、さつまいものやさしい甘みがぴったり。
朝食のパンが、こんなにも贅沢な一枚になるなんて。
何気ない朝が、少し特別な時間に変わりました。
【瀬戸内ブルーベリーの赤ワイン煮込みジャム】は、甘酸っぱさが印象的。
赤ワインと聞くと少し構えてしまいますが、ワインの風味は控えめで、ワインが苦手な私でもまったく気になりませんでした。
ブルーベリーの粒がごろっと残っていて、パンの上をころころ転がっていくので、食べるときは少し注意が必要です。
これまで私の中でのジャムは、「どろっとしていて、とにかく甘いもの」というイメージでした。
でも、このジャムを食べて、その概念はすっかり崩れました。
ああ、ジャムって、本来こういう食べ物なんだな、と。
同封されていたパンフレットによると、果実は、気候や農家さん、畑の立地や土質、収穫の時期によって、少しずつ味が変わるそうです。
瀬戸内ジャムズガーデンさんでは、その違いを消してしまうのではなく、むしろ個性として楽しめるようなジャム作りをされているのだとか。
いつ食べても同じ味、ではなく、その時々の味を味わう。
なんだか、とても素敵な考え方だなと思いました。
周防大島には、店舗やカフェもあるそうです。
いつか島を訪れて、そこでジャムを味わえたらいいなあ。
そんな小さな楽しみが、またひとつ増えました。

遅咲き(まだ咲いてない)のWebコーダー。山口県出身の2児の母です。引越し経験回数16回の私が感じた、他の地域にはない山口県の魅力をご紹介します。
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