おいでませ、山口へ。
ということで、先日ご紹介した「知っちょる?山口弁」の第2段でございます。
「あ!それ知っちょる!」というような定番な方言から、「それは知らんかったわー」というようなマイナーな方言まで、ご紹介していきます!
山口弁は中国方言のひとつで、広島県西部方言(安芸方言)や島根県西部方言(石見方言)とともに西中国方言に属されます。
また、山口弁は中国方言のひとつではありますが、九州方言との関係も認められています。
山口弁のイントネーションは言葉によって多少の訛りがありますが、基本的には標準語に近いです。
そのため、方言がでにくい敬語で話せば、うっかり山口弁の単語を発さない限りはほとんど分かりません。
東京などの大都会にもすぐに適応できます。
それでは、実際に例を交えて山口弁を紹介していきましょう。
・びっしゃこ(意味:ずぶ濡れ)
こちらは、なんとなく音でイメージしやすいですね。大雨の日なんかにはよく使います。
例:いきなり大雨が降ってきたけぇ、びっしゃこじゃーや(いきなり大雨が降ってきたので、ずぶ濡れです)
・よーけ(意味:たくさん)
こちらもそこそこ使いますが、岡山県など他の地域でも使うため、みなさんもご存知ではないでしょうか?
例:さっきあのおっちゃんから飴をよーけもろうたっちゃ(さっきあのおじさんから飴をたくさんもらいました)
・しろしい(意味:うるさい)
これは山口県民でないと分からない言葉かもしれません。県内でも若人が使うイメージはあまりありません。よく筆者の祖母が言っていたのを、まるで昨日のことのように覚えています。
例:しろしいっ!(うるさいっ!)
・やし(意味:ずるい)
これはなかなか他地域の方には分かりづらいでしょうか。「ずるい」という意味になり、山口県内では若人も使っているイメージです。
例:あ!やしやん!(あ!ズルしている!)
・イラ(意味:くらげ)
「イライラする」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は山口県では「くらげ」の意味で使われることがあります。夏の終わりの海には要注意ですね。無論、筆者も刺されたことがあります。
例:イラに刺された!(くらげに刺された!)
・すいばり(意味:木の棘)
こちらは他県でも使うことがあるようですが、山口県でもよく耳にする言葉です。幼少期、すいばりが指に刺さり、なかなか抜けず途方に暮れたのを思い出します。
例:A:痛っ!B:それ、すいばりがささっちょんじゃないん?(A:痛っ!B:それ、木の棘が刺さっているのではないの?)
・おいでませ(意味:いらっしゃいませ)
冒頭に記載致しましたが、みなさんご存知の「おいでませ」。山口県では看板などでちょくちょくこの言葉を目にします。
例:おいでませ、我が家へ(いらっしゃませ、我が家へ)
さて、山口弁第2段、いかがでしたか?
まだまだ、ご紹介したい山口弁はあるのでが、それはまた次の機会に!乞うご期待!
「山口を、記録する。」山口オフィスのメンバーより毎週ブログを書いております。内容としては山口県オススメスポットの紹介や技術のアウトプットなどです。ぜひご覧ください。
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