日輪山の麓に佇む萩焼の窯元『大屋窯』で過ごす休日のひととき

皆様ごきげんよう。

やはり、上質な空間でゆったりとした時を過ごすと言葉遣いも自ずと変わってまいりますね。

皆様は焼き物の窯元にいらっしゃたことはございますか。
山口県萩市には400年以上前の歴史を誇る『萩焼』という焼き物がございまして、この度はその窯元『大屋窯』さんに伺いました。

日輪山の山の緑に溶け込むように佇むこちらの大屋窯には、いくつかの建物があり、それぞれで作品を楽しむことができます。
売り物でもあるのでもちろん購入も可能です。

作品以外にも建物の合間にある石階段や古井戸など、歴史を感じさせてくれるものが至る所にあるのも大屋窯の魅力です。

日陰に吹き込む海風も心地良く、休日にリラックスされたい方にもおすすめです。

（今回は空気感をお伝えするために縦長写真を多用しております!）

こちらは5月に改装オープンされたばかりの空間です。

『萩焼』というと、ざっくりとした焼き締まりの少ない陶土を用いた柔らかな風合いのものや、表面に細かなヒビ（＝貫入）が入ったものを想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、大屋窯では2001年から55年ぶりの磁器の制作もされているので、より様々な表情の焼き物が楽しめます。

自然と一体になったディスプレイも素敵です。

先ほどの空間を後にして山側を見遣ると陶芸家 濱中月村先生の邸宅が見えます。

ちょうど私が伺った際はイベント時で邸宅が開放されていたのですが、自分の理想の和の空間という感じで感動しました。
皆様もぜひ一度いらっしゃることをおすすめします。

室内やお庭の至る所に『矢印』をテーマという作品が。

売り場に戻る際の眺めもまた素敵です。

そして今回はひとつだけ、お猪口を購入いたしました。
白地に『フグ』を思わせるようなワンポイントが入っているのがなんとも潔いなと。

本来の用途とは異なるかもしれませんが、今はアクセサリー置きとして使用しています。
レザーや金属系のトレーも良いですが、お猪口という選択肢もなかなか”アリ”ではないでしょうか。

包装時に貼ってくださる『大』をモチーフとしたシールも、星のように見えてまた可愛いんです。

山口県萩市は観光名所の城下町（港町）ですので、観光や海辺ドライブ等にいらした際に、ぜひ立ち寄ってみてください。

[大屋窯]
住所｜〒758-0061 山口県萩市椿905
営業｜11:00～17:00
定休日｜水曜日